「最近、体の疲れが取れないんです……」
私がそうこぼすと、通っている整体の先生は、施術の手を止めて静かにこう言いました。
「まめたかさん、健康に気を使っていますか? まずは塩を変えなさい。精製塩をやめるんです」
これが、私の「塩探しの旅」の始まりでした。
「たかが塩で、そんなに変わるの?」
正直、最初は半信半疑でした。
しかし、スーパーに並ぶ数多の塩の中から『海の精(あらしお)』を選び、ひとくち舐めた瞬間、その考えは吹き飛びました。
今日は、私の実体験を通じて、知れば人生が変わる「塩の真実」をお話しします。
1. なぜ「精製塩」が敵なのか?
先生に言われて、私は家のキッチンにある塩の裏面を見て愕然としました。
そこに書かれていたのは「イオン膜」「立釜」という文字。
これこそが、私の不調の一因だったのです。
実は、塩には大きく分けて2種類あります。
| 項目 | 精製塩(食卓塩) | 天然塩(海の精など) |
| 成分 | 99%以上が塩化ナトリウム | ミネラル豊富(Mg, Ca, K) |
| 製法 | イオン膜・立釜(化学的) | 天日・平釜(伝統的) |
| 体への影響 | 高血圧・むくみの原因になりやすい | 排出を助け、代謝をサポート |
| 味 | 塩辛い、トゲがある | 甘みがある、まろやか |
私が今まで使っていたのは、化学的に純粋すぎて、体に必要なミネラルが削ぎ落とされた「ただしょっぱいだけの粉」でした。
対して、私が探すべき「味方」は、海水のバランスがそのまま生きている天然塩だったのです。
「減塩」の前に、「塩の種類」を変えること。
これが、健康への第一歩でした。
2. 運命の出会い、『海の精(あらしお)』
数ある天然塩の中で、私が選んだのは伊豆大島の海水100%で作られた『海の精(あらしお)』です。
理由はシンプル
太陽と風の力で濃縮し、火の力でじっくり炊き上げる。
昔ながらの製法で、海の恵みを丸ごと結晶化させているからです。
Amazonで口コミを見ても、「もうこれ以外使えない」「おにぎりが劇的に美味しくなる」と絶賛の嵐。
私は迷わずポチりました。
3. 野菜スープが、ご馳走に変わった
『海の精』が届いて、最初に作ったのはシンプルな野菜スープです。
味付けは、この塩のみ。
一口飲んで、衝撃を受けました。
「……甘い?」
今までの塩にあった、舌を刺すようなトゲトゲしさが一切ないのです。
代わりに、じんわりと広がるまろやかな塩気と、奥深い旨味。
それが野菜の甘みを極限まで引き出していて、コンソメも出汁も入れていないのに、驚くほど濃厚な味わいになっていました。
さらに、キュウリや大根の浅漬け。
これも、ただ塩を揉み込んだだけなのに、まるで料亭の小鉢のような品格。
塩辛いのではなく、『おいしい』のです。
間違いなく、私の料理の腕が上がったわけではありません。塩が、素材を化けさせたのです。
4. 未来の体への投資を、今
「塩を変えなさい」
あの日、整体の先生がくれた言葉は、ただの健康アドバイスではありませんでした。
それは、『食べることは、生きること』という、当たり前の真実に気づかせてくれるギフトでした。
『海の精』は、スーパーの激安塩に比べれば、確かに数百円高いです。
しかし、考えてみてください。
塩は毎日使うものですが、一度に使う量はわずかです。
1日あたりに換算すれば、その差額はわずか数円程度。
その数円の投資で、
- 日々の食事が『感動』に変わり
- 体に必要な『ミネラル』が摂れる
これほどコストパフォーマンスの良い投資が、他にあるでしょうか?
もしあなたが、謎の不調に悩んでいるなら。
あるいは、もっと料理を美味しくしたいと願うなら。
一度、家の塩の裏面を見てみてください。
そして、ぜひ一度『海の精』を味わってみてください。
そのひとふりが、あなたの体と心を、きっと変えてくれるはずです。

